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2020.12.22お知らせ, ブログ/活動報告, 中高年しごと物語いしかわ

中高年しごと物語いしかわ ~いくつになってもやりがいのある仕事がしたい~

 

57歳のSさんは結婚するまでは正社員として働き、ご主人の転勤を機に退職しました。その後は転勤先で接客業を中心に様々なお仕事を経験されています。

近年、金沢に戻って来られ、安定感がありそうな行政の臨時職員のお仕事に就きました。業務内容は簡単な事務作業です。難しいパソコン作業もない、コピーや印刷といったサポート中心の業務。職場の方々も優しくて、休みの融通もきくため、一般的に好条件と言える職場だったのですが、Sさんは段々と転職を考えるようになりました。

 

「どうしてもやりがいを感じられなかったのです。正職員は忙しいけど私は本当にゆっくりと仕事をしないと時間を持て余す程で。皆が同じように動き回れる、力を入れられる仕事がしたかった。」

Sさんは転職を決断し、ちょうどチラシで目にした『中高年・シニア求職者のためのお仕事相談会』に参加しました。就職アドバイザーに今の気持ちを伝え、力を合わせて一緒にお仕事を探していきましょうと話を進めます。しかし、そのタイミングで世の中はコロナ禍に突入してしまいました。

 

求人が激減する中で紹介を受けたのは、金沢駅前にオープンを控えた外資系ホテルでの朝食サービスのお仕事でした。Sさんにはホテルでのフロント業務の経験が数年ありましたが、当初は「自分の質を高められるような憧れのホテル。でも同時に敷居が高い気がして私に務まるのだろうか・・自信がない」と思っていたそうです。しかし、やりがいのある仕事に挑戦したい思いが勝ったSさんは、面接を受け見事採用となりました。

 

もちろん宿泊施設業界はコロナ禍での影響を大きく受けていて、そのホテルも例外ではありませんでした。「決まっていたオープンが延期になり、とても不安になりました。ただそんな中で人事担当者と連絡を取り合い、その対応くださった姿勢から誠意ある企業風土を感じられて、逆に働きたい思いが強くなりました」と、前向きな考えになれたそうです。

 

無事にホテルがオープンされてからは、Sさんはお忙しい日々を過ごしています。職場に配属されてまず驚いたのは、同僚達が調理師免許を持っている方がほとんどだったことでした。才能のある方々が集まる職場で、最初は作業が遅くて怒られたこともあったそうです。さらに感染予防対策で業務内容がころころと変わり、覚えるのに苦労しました。怒涛のように流れていく日々。退職も考えましたが、ある時吹っ切れたそうです。「本当に苦しくなったら、頑張ることをやめよう」自分自身に声掛けをして乗り越えました。

 

「慣れるまで一ケ月くらい掛かった。厳しい職場ではあるが、働く姿勢はちゃんと見てくれている」「朝は早いけど、自分も早起きだから、そこは苦痛ではない。午後は自分の時間を持てている」と教えてくれたSさんは、今後の目標についても話してくれました。

「今は料理の盛り付けや、完成した料理を運ぶ仕事がメイン。料理の腕前は主婦程度だけれども、いずれは調理に関わる業務も任せられるようになったら嬉しい」

そう語るSさんは、すっと背筋が伸びていてマスクをしていても分かる程に笑顔が素敵でした。お話を聞かせていただき、私も仕事への情熱を分けてもらった気がします。Sさん、ありがとうございました!

 

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