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2021.4.5お知らせ, トピックス, ブログ/活動報告, 中高年しごと物語いしかわ

中高年しごと物語いしかわ~チャンスを逃さず、歩み寄る姿勢を大事に~

 

 

現在、69歳のKさんは弊社でパートとして働いています。Kさんは三年前の石川県主催の就職支援講座と企業説明会に参加し、弊社の就労支援アドバイザーとして働くことが決まりました。

今回は2020年度3月の就職支援講座にゲストとして参加し、弊社に就職されるまでの体験談をお話してくれました。Kさんは中高年の採用に関する営業と、中高年の求職者の方との面談をメインに働いています。企業様と求職者の方の両方の立場を分かっているKさんのお話を、イベントに参加した中高年・シニアの方々は興味津々に聞いていました。

 

 

Kさんは繊維関係の企業で十年働いた後、電子部品やセラミック機械部品を取り扱っている企業に転職しました。仕事は営業一筋!新規契約を得る為、西日本をメインに飛び込み営業を長年されていました。

50歳の時には勤めていた会社の情報通信部が子会社化し、Kさんはその新しい会社のまとめ役を任されました。ご自身も営業をし続けましたが、若い方の教育に特に力を入れていました。部下の方は営業だけでも200名程いたそうです。昔ながらの営業では若い人は付いて来てくれないと分かっていたKさんは、同じ立場に立って一緒に働くことを心がけていました。

役員としても現場の営業としても働き続けたKさんは64歳で退職しました。バリバリ働いていた方は退職後はゆっくりする場合も多く、Kさんも一年ちょっとは金沢でゆっくり過ごしていたそうです。しかし、段々と自分の生活に疑問を抱くようになりました。

 

「世間から取り残されているような気がする。こんな生活をずっと送っていて良いのか」

「二十数年間単身赴任をしていたこともあり、妻も一人の時間が急に無くなってしまったと思っている。自分が仕事に出ていた方が家庭も円満でいられる」

 

と考え、Kさんは求職活動することを決めたそうです。まず、Kさんはハローワークや求人誌等を利用して、一人でお仕事探しを始めました。気になる求人を見つけ、その企業へ積極的に電話をしました。「6,7回電話したがどこの企業さんも同じで、生年月日を聞かれて終わりでした。書類を送って下さいとも言われなかった」と話すKさんに、イベントに参加した方々も頷いていました。

これではダメだと思ったKさんは石川県主催の中高年向け就職支援イベントに参加しました。就職支援講座では他の参加者とのグループトークがあり、そこでKさんは同じ悩みを持つ方ばかりだと実感したそうです。中高年の求職状況を肌で感じることができたと話をしてくれました。

次にKさんは企業説明会に参加しました。今までの経験を生かせる仕事だけでなく、経歴とは関係の無い職種にも興味を持っていました。経歴が立派ながらもコツコツと仕事探しをするKさんの真面目なお人柄に惹かれ、弊社代表は当時募集していたキャリアアドバイザーの仕事を紹介しました。

 

現在、Kさんは一日4時間、週三日の働き方をしています。「自分一人の時間を確保できるようになった妻には喜んで送り出されている」と笑いながら話すKさんに、会場の参加者の方(特に女性の皆さま)もニコニコと笑顔になっていました。お休みの日には山に登ったり古道を歩いたりしているようです。終始和やかにお話してくれたKさんに、講座に参加している方々にお仕事探しのアドバイスをお願いしました。

 

「色々な求職イベントに参加してみることは大事です。チャンスは滅多にない。これだと思ったら飛び込んでみる」

「妥協ではなく歩み寄る姿勢を大切に、柔軟性を持つと良いと思います。まずはトライしてみる気持ちを」

 

チャンスを得ようと前向きにお仕事探しをしたKさんの話を聞いて、参加者の方々もイキイキとした表情をしていました。Kさんと参加者の方々のお陰で、非常にアットホームな就職支援講座を開催することができました。

 

「元気をもらいました。柔軟性を大切にとの言葉ありきだと思います。色々前向きに行動したいと思います」

「偶然の出来事をチャンスに変える事、今日の講座に参加したことが一つのチャンスかも知れないと思った」

「楽しく生きてゆくために、日々前に進むために、楽しく働いて、人との接点を持ち続けたい」

 

と、素敵な感想を参加者の方々からいただきました。Kさん、本当にありがとうございました!

 

 

※お知らせ

Kさんがテレビ取材を受けました!

石川テレビの『石川さん Live News イット!』で放映されました。

 

 

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