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2018.4.2お知らせ, トピックス, 中高年しごと物語いしかわ

中高年しごと物語いしかわ ~これからも、私らしい挑戦~

現在フラワーアレンジメント講師と障がい者施設での支援員の二足の草鞋を履くKさん(67歳)。

背筋がシャンとし元気が溢れる印象の方です。これまでの職歴はバイタリティに富んでいます。

始めて就職した先は計算センターの電算室、キーパンチャ―として22年勤めたのち、人と接する仕事がしたいと40代は半ばに大手ホテルでのブライダルアドバイザーへと大転職。営業的要素も強い仕事だったが、とてもやりがいがあったといいます。

しかし体力的にもなかなかにハードであったため60歳を迎えたところで退職、自宅を改装し飲食店の経営を始める。その際1000万円を超える借金をしたそうです。これまで仕事としての調理経験はなかったが、お店は繁盛していました。

「メニューはひとつだけ、今日私が作った家庭料理を食べてください!というわがままなお店でした。でも人ってどこかに寂しい一面があったりするでしょ。来てくださったお客さんのお話をお聞きして、それで元気になってもらえれば。そんなお店でしたし、私はそれが凄く楽しかった。」とSさんは話す。

60歳での借金は怖くなかったですか?とお尋ねすると「全く迷いませんでした。一度きりの人生だからまずやってみる。それが私の信条ですね」とさらっと答えてくれました。

 

ここまででも格好良い人生で感服してしまうのだが、Sさんは改装のローンが終わったのを機に単身宮古島へと移住する。その理由も「海がきれいだったから」それだけだという。

ただ、島には仕事がなかった。ドクターなどの専門職か、農業。若い人も少なかったそうだ。

 

しかしラッキーなことに放送局支部の事務所に採用される。「私が採用されたのは島でパソコンの出来る人が少なかったからだと思います」その仕事の傍ら、心理学を学びボランティアでカウンセラーの仕事も始めた。島の人も、もともと地元ではないSさんに話を打ち明けやすかったようだ。

再び金沢へ戻ってきたSさんはまずフラワーアレンジメントの勉強をし、講師となった。ブライダルの仕事をしていた時に興味を持ち、いつかやってみたいと思っていたそうです。講師業だけでは収入が少なかったため、Wワークを考えていたところ、石川県が主催する就職支援事業のチラシが目に留まった。早速参加し働き方の希望を登録して、紹介された障がい者施設での就職を決めました。

「ほかに8社ほど考えているところがあったのですが、カウンセラーの経験も活かせて一番私の理想とする働き方に近かったので。これまで就職活動は自力だけでするイメージが強かったのですが、こうして紹介を受けるのも良いものですね」とのこと。

 

これまで人に恵まれ、やってこられたのだというSさん。若い人からお年寄りまで仲良くなることができるのだという。若い方との職場での付き合い方のコツを聞いてみると、「秘訣はガラケーです。私はあえてスマートフォンにしないの」とのこと。「ガラケーだと、その場で調べられることって限られてくるでしょ?ねぇ教えて、お願い!と言って若い人に頼るんです」弱い部分を見せて頼る、脇役に徹する、3回聞き役になったら1回意見を言う。心理学で学んだことでもあるそうだ。「あと、声は低めで。自分の家庭の話は基本しない。おばちゃんぽいオーラを出さないようにしているんです」とのこと。

 

Sさんはこうもお話してくれた。「同じことでも、1日かかる人、1か月かかる人、1年かかる人がいる。でも必ず出来る日が来る。」本当に素敵です、憧れますって伝えてみると、

「私はただ自分が比較的楽にできる、これならできる。と思えるものをやってきただけですよ。昔からできない、と考えなかっただけ」とシンプルに解答下さいました。

 

これからもSさんには夢があるそうです。その為の資金も貯めているとのこと。「宮古島から美味しいマンゴーを安く仕入れるツテがあるんです。そのマンゴーで夏場だけのジュース屋さんをやりたい」瞳をキラキラさせて話してくれた。そう遠くない未来に、越田Sさんがマンゴージュースを売る姿がはっきりと目に浮ぶ。早く飲みたい、そう思いました。頑張って下さい!!

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