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2017.2.26中高年しごと物語いしかわ

「必要とされること」への、やりがい。

伝統工芸作家として活躍し、
趣味で始めた木彫りも
プロ級の腕前の67歳の男性の物語です。

伝統工芸の需要が減っていくことを感じていた60歳を過ぎた頃。

「体が元気なうちに社会貢献がしたい。」
そう思っているとき、たまたま見ていたテレビに、
80歳になっても介護職で頑張る方の姿を見て、大きな刺激をもらいました。

さらに現代における介護職の必要性を感じて資格を取得。
「1日3~4時間くらいなら…」と
介護施設で送迎の仕事から始めることを決意しました。

持ち前の、「物腰の柔らかさ」と「気持ちの良い笑顔」で
利用者さんとの距離を縮めるのに時間はかからず、
手先の器用な利用者さんには木彫りの作品を磨いてもらい、
お礼にプレゼントをして喜ばれています。

また、送迎だけでなく見守りや
車いすからベッドへの移動の介助もできるので、
職場で、「必要とされるやりがい」を感じています。

将来は、東北で伝統工芸品と木彫り品の作品展をしたいという夢があります。
その夢の実現のためにも、長く活躍できる仕事が必要です。
「いま」のことばかりでなく、いくつになっても「未来」を見つめる。
そうすることができるのは、
現在の仕事に対する「自信」と毎日の「充実感」があるからこそ、と思っています。

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