活動報告

Activity Report

トップ > ブログ/活動報告 > 2人の男①

2011.3.20ブログ/活動報告

2人の男①

樂の就職支援プログラム、シニア道場樂で

就職・転職・人生転換の相談をしていて

いつも思うことがあります。

 

結論から言うと

男性はとっても難しい。

いろんな経験を積めば積むほど、

その経験と今を比べてしまい

進むことが出来ない人が多い。

 

簡単にいえば、プライドが邪魔をする。

「こんなことは出来ない」

「必要ない」

こんな気持ちがあると、仕事探しや

新しい自分は探しは苦戦する。

そして、評論家になりやすい。

 

それにくらべ、女性は今という瞬間を

楽しく、頑張ろうと努力する。

とくに意味がないことでも、友達なんかと

楽しみながら、進めることが出来るように思う。

この能力は素晴らしいと思う。

 

もちろんそうでない男性も多い。

けれども、多い気がします。

 

自分がいちばん支援したい方は

経験豊富であり、知識を活かしたい

経験を伝えたいという思いが強い

気持ちが多い男性かもしれない。

 

でもいつも、この壁にあたってしまう。

う~ん。自分もあるけど、プライドがあって

行動が出来なくて、元気がなくなっている

気がします。

 

でも道場樂に来ている男性で

このプライドをうまくつぶして

今の生活を充実させている方がいます。

 

今日はその一人をご紹介。

(もうひとりはまた、今度)

 

ある元経営者。

福井のある業界で、切れ者と

言われた過去の持ち主。

お金もあった。

 

今はとてもそう見えない。

人間の汚い部分やいろんなことを

経験して、出来あがった人格は

日々生かされていることに感謝する

やさしいおじさん。

 

今は毎日新聞配達をしている。

金沢で坂道がいちばん多い、

過酷なエリアで。

 

毎日が前向きで、この仕事が

出来ることに感謝をしている。

 

なんでそんなことが出来るのかを

続くのかを聞いてみると

 

少し照れて

「以前は頭を使う仕事。

今は体を動かし、どうやったら早く 

配れるかを考える。道の効率化は

出来るけど、ポストに一件一件

入れるのは効率化出来ない。

奥が深いんです。」

いわれました。

 

一見、つらくおもしろくない仕事。

でも、自分の気持ちの持ち方で

誇りに思える仕事になる。

 

こんな能力を持った人は

人生を豊かにすることが出来る気がする。

 

月アーカイブ

2009年

トップへ戻る