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2023.11.19中高年しごと物語いしかわ

中高年しごと物語いしかわ ~気になったら一歩踏み出して行動を~

2023年8月、松任文化会館ピーノで就職支援講座を開催!

講座のテーマは『仕事を見つけた先輩シニアの活動話インタビュー』です。

働き方や職種を変えた先輩シニアを会場にお招きし、仕事探しで苦労 した事や、働いて感じた事など、生のお声を求職者の方々に聞いていただきました。

 

ゲストは石材店で事務職をしている56歳のMさん。働き方を変えた先輩シニアとしてお話いただきました。

Mさんは保育士として10年働いていましたが、ご主人の体調不良をきっかけに転職を考え始めました。

「保育士の仕事は大好きだったが、早番遅番と不規則で持ち帰りの仕事も多かった。」

「お金も保険も主人が管理していた。主人が倒れてしまって、自分も勉強しないとと思った。」

「主人も今はまた仕事をしているが、今後を考えて働き方を変えようと決めた。」

その時のお気持ちをMさんは丁寧にお話してくださいました。

 

 

転職を決めてMさんは職業訓練に通い始め、ファイナンシャル・プランナーや不動産についての勉強をしたそうです。

Mさんは仕事を探す上で3つの希望がありました。

一つ目は『FPの仕事をしたい』、二つ目は『勤務地は家の近くが良い』、三つ目は『パートで働きたい』です。

しかし、この3つの条件を満たす仕事はなかったそうです。

「ハローワークの職員さんにも、特にFPの仕事を探すのは厳しいと言われました。

どうしようかと考えている時、こちらの個別お仕事相談会と就職支援講座のイベントを知って参加を申し込みました。」

「個別相談の時に家の近くの石材店の事務職の求人について知った。近いのは良いなと思ったけど、週5のフルタイムと聞いて、最初は厳しいと感じた」と、Mさんは正直に話してくれました。

しかしそこで就職先候補から外すのではなく、Mさんは「石材店が企業説明会に参加するなら、まずは話を聞いてみよう」と思ったそうです。

 

 

企業説明会に参加しお話を聞いて、気持ちの変化が生まれました。

「フルタイムで土日も仕事だけど、企業の担当者さんの話を聞いて気になった。子どもはもう大きくなったから土日も休みでなくて良い。持ち帰りの仕事もないだろうし、家からとても近いから応募しようと思った。」

Mさんは説明会後すぐに応募し、面接から内定までトントン拍子に決まっていきました。

「とりあえす3ヶ月やってみようと思った。今は働き始めて半年が経ちました。」

 

とまどいがないか?とお聞きすると

「パソコンが心配だったけど、思ったよりは簡単だった。お墓の知識がなくて苦労するけど、職場の皆さんが優しく教えてくれる」と答えてくれました。職場の方々は全員年下の男性だそうです。

「今までは保育の現場で女性としか仕事をしたことがなかった。職場の雰囲気も全く違う。営業として結果を出す為に頑張る職場の皆さんを見て、主人の大変さも分かって少し優しくなりました」と、Mさんは笑いながら話してくださいました。充実した笑顔が印象的でした。

 

最後にお仕事探しをしている最中の参加者の皆さんにメッセージをお願いしました。

「私は勤務地の近さで選びました。気になる企業があったら一歩踏み出して行動するのが大切だと思います。」柔軟に考えまったく新しい仕事に就いた方の言葉に重みがありました。

Mさんありがとうございました!

 

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